フォーラム「地域の歩みと移ろいー近現代の郡山―」

大和郡山市市制60周年記念事業・第17回こおりやま歴史フォーラム「地域の歩みと移ろいー近現代の郡山―」が開催されました。

近現代ということで、明治から今にかけての郡山の変遷についてのお話でした。長田氏は、昭和20年代から30年代の町並み、学校、国鉄や近鉄の駅、金魚池、大日本紡績郡山工場などの興味深い写真を見せてくれました。今の町並みと比較してその大きな変化に驚きを禁じ得ません。平出氏は、第1章:幕末~明治初期の動乱と郡山藩の対応、第2章:廃藩置県と廃城令の衝撃、第3章:明治10年代~20年代の郡山と旧藩主・旧藩士、そして、最後に南都銀行や県立郡山高校の成立の過程のお話でした。「まちの再発見」は、3人の若者である伊藤・何左・本多の各氏による発表でした。空き家となった町家をサブリースによる活用の試み、奈良・町家の芸術祭HANARARTの開催、3階建の遊郭建築である旧川本邸の活用などについてと、これから60年後をシミュレートするものなど若い感性にあふれたものでした。「金魚カフェ 柳楽屋」もこれからの郡山の変遷に前向きに関わることができたらいいなと思いました。(T. O.)

日時:2月1日(土)13時~16時

場所:大和郡山城ホール

プログラム

挨拶:上田清氏 (大和郡山市長)

「郡山の匂いといのちー写真にみる町と人の移ろいー」 長田光男氏 (大和郡山市文化財審議会長)

「地域史のライフサイクルー近代郡山の誕生―」 平出真宣氏 (郡山城史跡・柳沢文庫保存会学芸員)

「まちの再発見―“まちぐらし”の歴史をつなぐ“活動録”-」 伊藤哲史氏・何左昌憲氏・本多健一氏 (くらす)

歴史フォーラム

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